◆10月号 『チェック』
【チェック】
我が家には、家を離れて一人暮らしをしている息子が二人います。
今年の3月に理系の長男が無事に大学を卒業したので油断をしていましたが、文系で大学3年生の次男が、寝坊で授業の欠席が続き「留年までギリギリです…。」というLINEが妻に入り、私たち夫婦
に衝撃が走りました。
私はすかさず、「留年したら、賃料の安いアパートに引越、仕送り減額、ゲーム禁止」と妻に返信させました。
妻は信頼を裏切られたということで、毎日、必ずその日1日の報告を入れることを次男に約束させました。反省はしているようですが、妻が催促してやっと、夕方に「今朝は10時に起きた。」など、のんびりと報告をしてきます。まるで小学生の子供に「宿題終わった?」と聞いているようなやりとりです。
次男にしてみれば面倒な母親ですが、妻からすれば小さい頃の息子に戻った感覚ですし、安否確認もできるので一石二鳥と毎日、続けているようです。
経営者(または上司)から部下に対するアプローチでも、出来ない部下にバツを与えたり、バッサリと切り捨てたりするのではなく、面倒でも、嫌がられても、「今日はどうだった」「あれは出来たか」と何度も何度も、粘り強く、出来るまでチェックし続けられるかが大切だと思いました。
私の放任主義が招いた事態に反省をしています…。
家庭も職場もしっかりチェックをしていきたいと思います。
2017年 10月 20日