◆8月号 『経営方針』
【経営方針】
経営方針というと、きっちり明文化をしなければならないという感じがしますが、ある程度の人数がいる企業は別として、中小企業の場合は経営者が自分自身のなかでそれを明確にして実践をしていれば、あえて明文化をしなくていいと思っています。なぜなら社員の人数も少なく、普段の会話の中で伝わるからです。
圧倒的に業績がいい企業の経営者とお会いすると、経営方針が明確になっていて、お話を聞くとワクワクすることが多いです。
①どういった顧客に、何を提供していくのか
②その商品又はサービスを提供していくために自分や社員が何をしなければいけないのか
➂そのために必要なお金をどのように調達して、どのタイミングで使うのか
などを理路整然と楽しそうにお話しされます。
経営方針は、自身のやりたいこと(やらなこと)を決めることなのでつい後回しにしてしまいがちです。しかし、決めることにより、必要としている顧客や社員にその企業を選ぶ(ファンになる)意味が理解されます。
その結果、経営がシンプルなっていき無駄が自然と排除され、年数が経つごとに顧客も社員も高レベルになり高収益企業になる様に思います。
2017年 8月 9日