◆4月号 『働き方革命』
【働き方改革】
政府主導の「働き方改革」が加速しています。
中部地方の大手企業もノー残業デーをはじめ、多様な有給休暇の制度をつくるなどして、この流れに乗り始めています。
大手企業は個人ニーズの多様性に着目して、個別対応できる商品やサービスを提供することで業績を伸ばしていますが、社員に対する働き方についても多様性を認める企業が増えつつあります。
個人の生活スタイルが多様化し、仕事中心ではなくプライベートとのバランスが大切になってきています。給料をたくさんもらう事だけが幸せの価値基準ではなく、プライベートを含め自分にとっての幸せを追求するという価値基準にパラダイムシフトしています。
中小企業の現場を見てみると、それに気づいている経営者はまだ少ないように感じます。社員の働き方のニーズをしっかり受け止め運営している企業は、定着率がよいので業績も上がっていきますが社員と業務だけのコミュニケーションをしている企業は、採用してもすぐに退職してしまうため業績が伸びないという悪循環になっています。
企業としての理念は崩してはいけませんが、社員の働き方に関しては、社員の都合も理解しているというスタンスが重要です。
目には見えませんが、安心、安全で精神的にも豊かになれる職場環境を作ることが企業発展に欠かせないものになりつつあります。
2017年 4月 12日