◆2月号 『採用難が加速中』
【採用難が加速中】
採用について、ほとんどの業種で「募集をしても人が集まらなくて困っている」という声が増えています。
大手企業が採用に力を入れていることもあり、有効求人倍率は1.4を超えました。この数値はバブル景気の頃と同水準です。
愛知県の2016年の有効求人倍率も1.63と上昇しています。
大手広告代理店の事件をきっかけに、政府も「働き方改革」を推進したことから、中部地方の大手企業も改革に着手し始めています。
かく言う会計業界も同じで、「募集しても人が集まらない」という状況になっています。税理士試験の受験者数も5年前くらいまでは5万人弱で推移していましたが年々減少していき、昨年は3万5千人まで減りました。特に若い世代の受験者が減少していることから、会計業界に魅力を感じられなくなってきていると推察できます。
どの業界もそうですが経営者のお話を聞くと、やる気がある即戦力の人材を求めて給料を上げて募集をしますが、若い世代の人たちは、給料や福利厚生も大事ですが、まずは社内の雰囲気や自分自身が成長でき認められるか、という様なマインドを重視しているので採用の現場でミスマッチを感じます。
この採用難の競争に勝ち抜かないと企業の成長はありません。
そのカギは「人に対する正しい考え方」(How to be)を相手に明確に伝えることではないかと確信しています。
2017年 2月 8日