◆6月号 『人口知能(AI)』
【人工知能(AI)】
5月にNHKで人工知能について取り上げた番組を見ました。
AIが囲碁の世界チャンピオンに圧勝した映像がありました。
囲碁はチェスや将棋よりも複雑なため、これまでの処理スピードという概念では勝てなかったのですが、発想を変え、勝ちパターンの棋譜を大量にインプットしてAIに自己対局をさせたことで驚異的な強さを手に入れたようです。
将棋界の頭脳である羽生善治さんがリポートをされていました。
日本のソフトバンクのペッパーくんが、かなり進化している様子もリポートされていました。
囲碁に勝った人工知能はグーグル社のものなのですが、その進化の速度には目を見張るものがあります。最近では自動車業界もAIを使った自動運転を開発するために大きな投資をしています。
近い将来には人間が運転しなくなる時代を予感させます。
タクシーやトラックの運転手の仕事がなくなるかもしれません。
事務所の会議でも、「ペッパーくんに会計の仕事を奪われる時代が来る」という話をしました(笑)
人間の感情でさえも、AIを駆使すれば、相手が最も欲しい言葉を与えることができるので、人間がAIから離れられなくなります。
人間がAIを支配するのか、SF映画の様にAIに人間が支配されるのか、それとも共存(?)するのか。その判断が問われます。
ホーキンス博士も「完全な人工知能を開発出来たら、それは人類の終焉を意味するかもしれない。」と言っています。
人間だけができることを問われる時代が近づいてきていますね。
2016年 6月 10日