◆10月号 『仕事の目的と本質』
【仕事の目的と本質】
よく、同じ職業の方々の雰囲気が似ることがありますが、これは働いている方々が、その「目的」に沿って仕事をしているからではないでしょうか。
美容業界の方々は、お洒落な雰囲気で親しみやすく対応しながらお客様の要望に応えます。金融機関の方々は、髪型も身だしなみもきっちりと整えて、間違いのないお金のやり取りをしていきます。
私たち税理士業界は、税の専門家ということで適正な申告ができるよう、帳簿をしっかりとチェックすることが「目的」になりますが、そのためにはコンピューターと向き合って業務を遂行していく時間が長くなります。
そのため、目的を重視しすぎると、経営者や経理担当者の気持ちを置き去りにして業務を遂行しまうことがあります。仕事とは相手に仕える事ですので、相手が何を求めているかを考えて行動をしていかなければ本末転倒になってしまいます。
どんな仕事でも、「仕事の目的と本質」を明確に区別して、それを周知して、何度も認識することで、自分本位に陥らないようにしていくことが大切だと思います。
2015年 10月 9日