◆8月号 『情報の共有』
【情報の共有】
創業140周年を迎える名門企業の東芝が不正経理により、大きな問題になっています。利益優先から経理チェックシステムも無効化されていたようです。
我々がお付き合いする企業の場合、上場会社のように経理を公開することはほとんどありませんが、数字をベースにして経営の舵取りをされる経営者は多くいます。
しかし、経営情報が社内に公開されていないと、社員さんたちは、今どこにいるのか、どこに向かっているのかがわかりません。
自分たちの将来がどうなるか、やりがいをもって仕事ができるのかということが伝わらないので、せっかくの戦力が分散されるのです。
「数字を公開できるのは業績のいい企業だけだよ。」と思われるかもしれませんが、悪いときほど公開して、社員の協力を仰いだ企業がいい結果を出したケースをたくさん見てきました。
数字を公開していく事は覚悟が要りますが、その覚悟が結果を導くのだと私は確信しています。
2015年 8月 11日