◆6月号 『聞く力』
【聞く力】
変化が激しいこの時代、経営の舵取りが難しい局面になっています。
景気は上昇傾向にあるとはいえ、中小企業を取り巻く金融環境は、まだ厳しく、判断を間違えると、その船は転覆しかねません。
時代の流れの少し先を読み、先手を打って穏やかな波の方へ方向を転換させようと焦りながらも、多くの経営者たちは最初の一歩が踏み出せず現状維持になっているように感じます。
社員さん達も巻き込んで、改革をしていかないといといけませんが、経営者の見ている場所と社員さん達の見ている場所が違うので、船の舵取りが大変です。
経営者と同じ方向を見てもらうには、社員さん達の心にイメージをさせないといけません。
今までのトップダウン経営では、社員さん達の心の中に経営者と同じイメージさせることはできません。
まずは経営者自身の聞く力を高め、社員さん達の心の目を開かせることから始めなければ、いつまでも荒波の中を進むことになります。
2014年 6月 4日