◆4月号 『安定と変化のバランス』
【安定と変化のバランス】
消費税が8%になりましたが、駆け込み受注もあったせいか、3月までは顧問先の売上がわかりやすく増えているのを実感しました。
売上が上昇することで、金融機関からも融資を受けやすくなりますし、売上アップによる精神的な解放感から短絡的な支出をしてしまう場合もあります。
こういうときにこそ支出の優先順位を考える必要があります。
まずは、現在の安定的な収入をさらに伸ばすために支出することが大切ですが、そればかりに集中させると、長期的にみるとリスクになることがあります。
たまたま先日お会いした経営者の方から「毎年ひとつ、業界のほんの少し先を行く投資をしている。」という言葉をお聞きしました。
現実にそうされて、業績を上げている言葉には説得力がありました。
こういう時期にこそ、現在の安定収入に寄与する支出か、それとも将来の新しい収入に寄与する支出かを明確にし、環境に左右されない企業づくりを始めてはいかがでしょうか。
2014年 4月 14日