◆1月号 『必要性と経済性の反比例』
【必要性と経済性の反比例】
年が明け、新たな気持ちで新年を迎えている方も多いと思います。
昨年を振返るとFacebookなど個人情報のオープン化のせいか、まわりで「がん」になってしまう方が増えてきたと感じています。
日本は世界的に見ても「がん大国」で、3人に1人がんで死亡しているようです。私も父や祖母をがんで亡くしています。
テレビで15歳のアメリカの少年がすい臓がんの早期発見法を見つけたときのことをプレゼンする番組を見ました。すい臓がんは初期症状も少なく、発見された時のほとんどは手遅れで、発見時の生存率も低いがんです。スティーブ・ジョブズもすい臓がんが原因で昨年亡くなっています。
その少年のおじさんがすい臓がんで亡くなったことが発端で何も知識のないところからGoogleで調べながら検査方法を確立させているのです。
60年前から変わっていない今までの検査方法と比較すると、正確性は90%以上、検査時間168倍(およそ5分)、費用は1/26,000(約3セント)です。(その少年ジャック・アンドレイカ氏コメントより)
残念ながら現代社会は医療業界ですらビジネス化しているので、お金にならない予防方法に投資されてこなかったのです。
この少年の話を聞いたとき、私たち人間はまだまだ進化が必要だと感じました。
2014年 1月 14日