◆11月号 『光と影』
【光と影】
大手企業の中間決算が出揃ってきて、過去最高売上や上方修正という言葉が飛び交っています。輸出企業は円安の影響もあると思いますが、そうでない企業に関しては、人員削減による効果が大きいのではないでしょうか。
昨今では利益優先の企業経営が主流になって、それ自体が正義の様な風潮になっていますので、利益の陰で、心に闇をかかえた人が社会に多く生み出されているのではないかと懸念しています。
老舗百貨店も食品偽装が発覚するなど、本来あってはいけないことが現場で起こってしまう事にもそれを感じています。
こんな時代だからこそ、本質的な「日本人のよさ」を忘れてはいけないと思います。そうしないと、せっかくの人生が本末転倒になってしまうからです。
そうならないための企業の在り方は、取引先や従業員、さらに経営者自身に光(人の心に豊かさ)を与えることができる経営です。厳しいですが、社会に影をつくらないよう、光に向って経営をしてほしいと思います。
2013年 11月 12日