◆7月号 『仕事のときこそ言葉をより明確にする』
【仕事のときこそ言葉をより明確にする】
仕事の依頼や指示をして、仕事の出来上がりが悪いとき、その依頼者は往々にして相手の能力不足と判断しているのではないでしょうか。しかし、依頼したときに言葉を明確にしなかったために自分の意思が伝わらずに仕事に支障をきたしていることもあると思います。
具体的には、相手が忙しそうにしていたので無意識に指示をあいまいな言葉でしてしまった、ということが原因ではないでしょうか。
名古屋で起こった大惨事、大韓航空機墜落事故も、言葉をあいまいにしてしまったが故に起こった事故だと言われています。韓国人の目上の人を敬うという国民性から機長に対し緊急時でも厳しい口調で進言できなかったことが墜落の原因だと言われています。大韓航空もその事故の後、韓国語を禁止して英語だけで言葉のやり取りをすることで、言葉が明確になり、安全な航空会社に変革をしました。
日本の企業内でも目上の人に対し進言をすることははばかられる、ということはよくあることではないでしょうか。
上司と部下がいい仕事をしていくためには、経営の目的を明確にしてお互いに言葉の重要性を認識することが大切だと思います。
2013年 7月 4日