◆ 4月号 『教育のポイント』
【教育のポイント】
4月は出会いと別れのシーズンですが、企業では新入社員の入社があり仕事を教えるトレーニングが開始される時期でもあります。
多くの中小企業の場合、人員に余裕がないため仕事をかかえながら新人さんを指導していくので、大変なことが多いと思います。
教育にはいくつかポイントがありますが、最初に仕事の意味づけをすることが重要ではないでしょうか。
なぜ、この業務をするのかという意味を理解させておかないと、「私はこんな仕事をするためにこの企業に入ったのではない。」ということにもなりかねません。「先輩はだれでもやってきたので、やるのが当たり前。」というようなことではなく「今は大変な業務かも知れないが、自分もそれを経験したことで、今の業務に余裕をもって取り組めるようになった。」というような、将来に対する意味づけが必要だと思います。
また、時間に余裕がないので説明が言葉足らずになりがちです。
「わからないことは何でも聞いてほしい。」といっても「忙しそうなので聞きにくい。」というのが新人さんの気持ちです。また、メモをとるとか報告をするという仕事の基本も、きちんと教えてあげないとミスのもとになってしまいます。何度もミスを指摘されると新人さんは怒られていると思い、委縮して言い訳をしてしまうなど悪循環になってしまいます。
途中経過で質問を受ける時間をつくることがポイントだと思います。
人の成長をサポートすることで自分も学ぶことが多いと思っています。
2013年 4月 12日