◆ 7月号 『選択と集中』
【選択と集中】
不況と言われ久しいですが、こんな時代にもこれから開業される元気な 経営者の方とお会いする機会があります。
開業の動機を聞いてみると「頑張ってお金を稼ぐ」という動機ではなく 「自分らしく仕事をしていきたい」という動機の方が多いようです。
同業者の先輩方に会うと、「厳しい時代に開業するね~。大変だよ。」と うしろ向きな話をされてしまうようですが、「楽なところはどこにもない」 と、リスクを理解してシンプルな経営を実践して利益を出されます。
逆に業歴が長い経営者の多くを見てみると、この様なシンプルな経営が できていないために赤字になっている方が多いと思います。
いつも思うことですが、シンプルではないと儲からないということです。
「パレートの法則」というものがあります。 顧客の20%が利益の80%をもたらす。 人材の20%が80%の売上をあげる。 成果の80%は費やした時間の20%で生み出している。 というように、20%に集中すれば効果が大きいという法則です。
なかなか中小企業の場合、大胆な経営革新はできませんが、単純化を して特定の部門に戦力を集中させることは可能です。
利益を計上するために、戦力をどこに集中するべきかを、再度考えられ 実際に実践されれば、予想外の利益に驚くはずです。
2012年 7月 25日