◆ 7月号 『プロの仕事』
【プロの仕事】
先日、車のキズを直すのに、あるカーショップを訪れました。そこは、ピットも、カー用品販 売もあって、修理を依頼することも、商品を購入して自分で直すという選択もできます。
当初、ショップであれこれ商品を見てまわりましたが、何が必要でどう使うのかなど、どうも よくわかりません。そこで、店のスタッフに修理の見積もりをお願いしてみました。
すると、しばらくピットでキズの状況を見たあと、『修理に出さなくても、目立たないぐらいの 仕上がりで我慢できるのなら、十分自分でいけますよ。ほら、こんなふうに。(商品の紹介とや り方を実演) 修理代の見積もりは○○円です。私は修理に出していただくのが、有難いです が費用とのかねあいもあると思いますので。自分でやってみて、やはりきちんとした仕上がり を求められるなら、そのときは私のところに持ってきてください!』 という対応でした。
シンプルな対応でしたが、とても納得ができ、すがすがしい気分になりました。 なぜだろうと考えてみました。
1)現状をプロとしてきちんと把握し、対応策をわかりやすく説明してもらえた。
2)費用が明確だった。
3)依頼された仕事に対する成果が明確だった。
4)顧客の立場を思いやる余裕を感じた。
プロの仕事とは、技術的なこともさることながら、「わかりやすい説明」と「思いやり」がある という点に、大きな特長があるのではないかと思いました。
2012年 7月 25日