◆ 2月号 『激変の時代を乗り切る その2』
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今年もはや1カ月が過ぎてしまいましたが、その中でJALの事実上破綻という大き な出来事が起こりました。
一年前、これほどの企業の破綻を予想した人は、どれだけいたでしょうか。
そんな激変の時代だからこそ、経営をしていく前にじっくりと計画をたてていきたい というニーズが増加しています。新規開業をする若い経営者の方や、その幹部の方と計 画策定をしていると、以前と比べ、経営のゴールに対する価値観の違いを感じるように なりました。
お金を稼ぎたいという欲求よりも、従業員のやりがいや楽しさが第一にくるのです。 若い経営者の多くは、お金を稼いで高級車に乗ったり、大きな家に住みたいという所有 欲求があまり強くありません。
バブルを知らない世代は、そもそもそういう状況をイメージしにくいようで、たまに そういう世界をメディアで見たとしても、「かっこ悪く」うつるようです。
そうしたやりがいや楽しさを優先する経営者の企業では、社員さんたちがキラキラと 輝いています。接客で感動を与え、気がつくと、計画を超える売上をあげています。
そうした企業の経営者に秘訣をうかがうと、「儲けようとするのではなく、どうしたら この人を輝かすことができるか。」そればかりをいつも考えているそうです。
儲かる秘訣は、どうやら外でなく、内にありそうです。
2012年 7月 25日