◆ 12月号 『激変の時代を乗り切る』
「激変の時代を乗り切る」
2009年は、政治・経済ともに激変の時代となりました。 お客様の数字を見ていると経済規模が大きく縮小していることを強く感じます。
営業所などを統廃合する企業も多いため、テナントの空室率も上がっています。 そのため、いわゆるリーマンショック以前の契約と現在の契約では、家賃にかなり差 が出てきており、フリーレントという、何ヶ月間か家賃をなしにする新しい入居契約も でてきています。
経済が収縮することは長期的に見てよくないことですが、こういう時代には、これに あったビジネスモデルも生まれてきます。上記のような契約形態は、そのひとつだと思 います。同業他社にさきがけてやれば空室だったところが埋まり、収入全体としては、 この時期に、以前よりも増えたりします。
よく言われることですが、わたしたち中小企業の場合、資本力はどうしても限りがあ りますので、勝負をかけるには、とにかく「考える」ことにつきると思います。
経営者の方なら、たえず自社の勝機や新しいビジネスモデルなどを考えてみえること と思います。ある講演でお聴きしたのですが、もうこれ以上考えられない、となっては じめて、新しいビジネスモデルがみえてくるもので、多くのかたは、この「もう、これ 以上考えられない」という状況の直前でやめてしまうそうです。本当は、そこから次の ステージに変わるのに・・・。
「あともう、少しだけ・・・」これを続けていくと、きっと何かいいことがありそう な予感がします。
2012年 7月 25日