◆ 3月号 『萌芽』
「萌芽」
季節は、春に向かって、確実にすすんでいます。真冬に戻ったかのような寒風がふいた かと思うと、汗ばむぐらいのような陽気をくりかえしながら、今、様々な植物が芽を膨ら ませて次の季節を待っています。
昨年後半からはじまった厳しい経営環境は、いまだ底が見えておらず、私どもの事務所 があります愛知県では、特にトヨタ自動車の関連企業が多く、製造業や人材派遣業の会社 は、考えられないくらい厳しい状況になっています。
「変化に対応していく」ということをスローガンに掲げている企業は多いと思いますが、 業種によっては、いままでのビジネスモデルを、ゼロから再構築していかないと乗り切れ ない、というところも数多くあるようです。 厳しい、厳しいとは言っても、よくよく見てみると、安くて納得感があれば、そこに 消費者が殺到する、という大きな流れもあるようです。
衣料ブランドのギャップやユニクロは好調で、ルイ・ヴィトンが出店計画を撤回した 銀座の一等地にギャップが進出するという、時代を象徴する出来事も起きています。
また、コンビニのローソンも、ローソンストア100という100 円ショップを展開 し、最近では、ライバル会社のショップ99(400 店)を買収し看板を変えました。
100 円の商品を売るローソンストア100の1 店舗あたりの日商が60万円で、通常 のローソンの52万円を追い越しているそうです。
「時代の大きな変化を考えながら行動していく」ことの重要性を本当に感じます。
2012年 7月 25日