◆ 9月号 『目標を決めたらドル・コスト平均法で行動する』
今月の力のある言葉
⇒ 「目標を決めたらドル・コスト平均法で行動する」
投資の手法に「ドル・コスト平均法」というものがあります。 これは、値動きのある商品を固定金額で毎月購入することにより価格変動リスクを 分散する方法です。
具体的に数字で説明すると下記の表のとおりです。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 合計 | 平均購入単価 (10,000口当たり) |
||
時価 (円) |
10,000 | 15,000 | 10,000 | 5,000 | 10,000 | |||
ドル・コスト平均法 | 投資金額 (円) |
10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 50,000 | 8,824円 |
購入口数 (口) |
10,000 | 6,667 | 10,000 | 20,000 | 10,000 | 56,667 | ||
購入口座を 固定 |
投資金額 (円) |
10,000 | 15,000 | 10,000 | 5,000 | 10,000 | 50,000 | 10,000円 |
購入口数 (口) |
10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 50,000 |
ドル・コスト平均法で購入金額を固定すると、価格が下がっているときにたくさん の投資ができるので平均購入単価を低下させます。
この手法は、価格が高いときにも自動的に購入するので、大きな勝ちは見込めません が、価格が上がったり下がったりしながらも長期では上昇していく過程においては、負 けはとても少なくなることが、現実の投資の世界で、認められています。
この考え方は、企業経営にも、ぜひ活かしていただきたいと思います。
よく、目標を設定すると夢が叶うといいますが、目標を設定した後に厳しい状況が 必ず何度もやってきます。
このようなときにこそ、この考え方を思い出し、良いときも悪いときも計画に従って 泰然と実行を積み重ねていけば、後になって、厳しいときに行動しなかった人の何倍も の成果を上げることが可能になってくるように思います。
2012年 7月 25日