◆ 4月号 『プラモデルのような達成感を与える』
今月の 『力がある言葉』
⇒ 「プラモデルのような達成感を与える」
時代の流れが激しくスピードを求められる現代社会では、お客様にとって「便利で自分 の手をわずらわせない」とか「おまかせできる」ということが付加価値になります。
しかしながら、便利ではあるがお客様との接点がないということは、コミュニケーショ ン社会という別の観点から見ると、それ以上お客様の満足を得ることができないことにな り、その結果顧客単価をアップすることが難しくなるという弊害が生まれます。
便利でありながら、更にコミュニケーションもとっていくことが、売上アップの最大の ポイントであると思いますが、それを知り合いのコンサルタントは「プラモデルのような 達成感を与える」というわかりやすい表現をされたのでご紹介します。
まずマスターするのに時間がかかることをシステムに落とし込み、お客様がすぐに始め られる段階まで売り手が用意します。そのうえで最後のところはお客様が自分自身でやっ てもらうようにします。流れはまさにプラモデルの要領です。
そうすることによって、お客様は自分自身がやったという自信と達成感が生まれ、もっ と上手になりたいという欲求が出てきます。
そこで、さらに上達するような商品またはサービスに誘導すればお客様の満足度も上げ ながら、さらに顧客単価も上げていくことができるのです。
みなさんの中にもプラモデルを作ったことがある方も多いと思いますが、説明書を読ん でやれば思った以上に簡単に楽しくできたという経験があるのではないでしょうか。
それを皆さんのご商売に当てはめて、お客様と一緒に楽しくやれる仕組みをつくれば、 単なる売り手と買い手という関係ではなく、同じ目的を共有する仲間になれると思います。
2012年 7月 25日