◆ 1月号 『差別化』
今月の 『力がある言葉』
⇒ 「差別化」
税理士の友人から、「差別化とは自分がやりたいこと、好きなことをやり続けているだけ でそれが差別(個性)になるので無理に何かをしなくていい」という話を聞きました。
よく差別化が大切ということを聞きますが、私はこの変化の激しい時代に、常に顧客の 満足を満たし続ける特別な商品やサービスは、なかなか難しいと思っていましたので、こ の話しを聞いたときにちょっと気持ちが楽になりました。
消費者に選ばれようとしたときに、製品力や技術力で選ばれようとすると多くの開発費 や広告費がかかり、中小企業レベルでは、なかなかそんなコストは捻出できません。
でも、毎日の仕事の中で、ちょっとした手間をかけて、それをとにかくやり続けること が差別化になるのであれば、これは誰もができることになります。
つまり大企業のようにコストをかけて製品力や技術力を磨けなくても、ヒトにそうした 意識があれば差別化とは十分可能ということになります。それを日々続ければさらに大き な差になっていくのではないでしょうか。
私も早く結果を出そうと焦ってしまい、おおげさな事を考えて実行しては、失敗してい ます。小さな事でもいいので、とにかくやり続けること、まさに“継続は力”ということ を、この話を聞いて改めて実感いたしました。
2012年 7月 25日