◆5月号 『兵は拙速』
私が住んでいる愛知県一宮市は、高度経済成長のときに繊維業が盛んで、「ガチャマン」という時代があったそうです。
ガチャンと機織機を一回動かすと、一万円札になったということから「ガチャマン」と言われていたのです。
税務署の方にもお聞きしたことがありますが、当時は一宮税務署の納税額が東京の税務署に次いで多かったと言われていました。
私は名古屋市の出身なのですが、結婚をして一宮市に住みました。
引っ越してきた当時は、一宮の駅前や駅裏に都市銀行がズラリと並んでいて、かつての栄華を誇る雰囲気がありましたが、その後は時が経つにつれ、その都市銀行が閉店をしていきました。
今では駅の近くからほとんどの都市銀行がなくなり、数行だけが残りました。その都市銀行は、一宮に3店舗あって便利だったのですが、ここ最近で統廃合をして、駅前の1店舗だけになってしまいました。そのためか、とても混雑する店舗になっています。
コロナ禍により先を見越しての統廃合だと思いますが、大手の方が拙速だと感じます。強い企業ほど、まずは行動から始めます。
身近なことからも、いろいろ感じることがありましたので、今回はそれを書いてみました。
2021年 5月 19日