◆ 2月号 『納期の目標設定のヒント』
「納期の目標設定のヒント」
皆さんは仕事を受けた場合、受けた順、仕事の重要性など、「自分のものさし」で納期の目 標設定をされているのではないでしょうか。
おおかたの仕事は、「自分のものさし」で納期の目標設定をすれば問題ありませんが、依頼 者の納期の認識と食い違った場合、せっかくやった仕事が評価されないという、嫌な経験をし たことが一度や二度はありませんか。今回は、納期の目標設定について、事務所の新人スタッ フから聞いた、なるほどと思ったアイデアを書きますので参考にしていただければ幸いです。
会計事務所は決算申告業務という一日でも納期が遅れると信頼を失ってしまう仕事をして いますが、そういった決算申告業務を抱えながら、毎日のように多くの経営者の方々や経理担 当の方々から質問や依頼をうけています。
質問のほとんどは経営者からの重要なものなので、回答が遅れると不満を与えかねません。
そのため「納期の目標設定」を的確にしないといけませんが、質問は多岐にわたり、相当の 経験や技術が必要になります。
そこで「自分のものさし」をもっていない新人スタッフが納期を相手に聞くということに 気がつきました。
業種によっては、または、ベテランの方々にとっては当たり前かと思いますが、案外、多く の方が依頼を受けたときに納期を確認していないのではないでしょうか。
自分では「この依頼は今日中だ。」と思っていても依頼者は3日で出来ればいいと思ってい れば、無理に今日中にやらなくてもよく、それを2日で完了すれば依頼者にとっては満足にな ります。また、ゆとりをもって仕事が出来れば、いろいろな意味でプラスになるはずです。
現代のようなコミュニケーション社会では、お互いの意識を一致させるということは、仕事 をしていく上で重要な事ではないかと感じますが、皆さんはいかがでしょうか。
2012年 7月 25日