◆6月号 『経営者の時間』
【経営者の時間】
いろいろな業種の経営者の方を見ていると、社員さんの人数が20人を超えるあたりで、経営者としての壁にあたる方が多い様な気がします。
業績を伸ばし、人材を増やされていく経営者は、現場で第一線で活躍しているのですが、そのくらいの規模になると、今までのように、企業内の細かいところまで把握ができなくなります。
また、これまでのどんぶり勘定ではお金が回らないという事態も起こります。
そうなるのを恐れ、「自分の目の届く範囲で規模を拡大しない」という選択をされる経営者の方も多くいますが、どちらがいいということではなく、どうなりたいのかが大切で、自分自身の声に向き合う必要があります。
もし、規模を拡大するという選択であれば、「経営者の時間」を増やして、現場で活躍する時間を減らすという、時間配分の割合を変化させていく必要があります。
「経営者の時間」とは、ひとつ目はビジョンを明確にして社内に浸透させる時間、二つ目は社員を教育する時間です。
壁にあたる経営者のほとんどが、現場の割合が9割くらいになっています。少しずつでも経営者の時間を増やすことが、壁を突き破る第一歩ではないかと思います。
2019年 6月 17日