笑顔を創り出すコミュニケーションへの挑戦 お金に悩まされずワクワク本業に専念できる環境創りをバックアップ

ニュースレター

◆3月号 『ネットの時代』

                            【ネットの時代】

 私事になり恐縮ですが、春休みに帰省した大学生の息子が引越を決めてきたと話してきました。入学当初は大学から遠い場所がいいという本人の希望通りにアパートを決めたのですが、近い方がなにかと便利のようで、バイトしたお金を貯めて契約をしてきました。

 引っ越し業者をネットで探して見積もりに来てもらったのですが3社のうち1社に決めたので、残りの2社にお断りの電話をする事になりました。お断りの電話をするだけなのに、それに抵抗があるようで、わざわざ親に相談してきたのです。結果、妻が断りの電話をしていました。

 なんて軟弱な息子だと思われるかもしれませんが、SNSだけでコミュニケーションが出来てしまう最近の世代の多くは、こんな風ではないかと感じました。

 楽を繰り返すと、ちょっとした面倒を避けてしまうのです。

 私も、ついメールで事を済ませてしまうことが多くあります。
 楽を繰り返して、そこから抜け出せなくなっています。

 ネットの時代に飲み込まれないようにと反省をしました。

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2015年 3月 10日

◆2月号 『戦後70年』

                             【戦後70年】

 最近、新聞や雑誌で相続税増税の内容が増えてきました。
 その影響なのかもしれませんが、クライアントのご家族から相続税の試算をしてほしいという依頼が増えています。

 試算をして現状の税金を確認し、遺言書や税金のアドバイスをすると皆さん安心するようで表情が明るくなります。ご家族も一緒に同席するようなオープンなご家庭のケースでは、いい意味で家族の絆が深まっているような気がします。

 先日も、ホームページを見て相談に来られた方がいました。
 遺産分割でもめて困っていました。税金対策よりも家族がもめないための準備が大切だと感じます。

 普段は、世代の近い経営者とお会いする機会が多いのですが、その方の祖父母は戦前に生まれた方も多く、戦争当時のお話をお聞きする機会があります。

 戦時中は女性が竹やり訓練をしていたこと、名古屋市内が焼け野原になったこと、玉音放送を工場で聞いたことなど、終戦当時の貴重なお話をたくさんお聞きしました。また、戦後まもなくは男性が少なく路面電車を10代の若者が運転していたそうです。

 今年は戦後70年の節目の年です。当時の体験をお聞きすることで改めて戦争のない日本の有難さを感じることができました。

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2015年 2月 6日

◆1月号 『日本の良さ』

                           【日本の良さ】

 先日、「世界一受けたい授業」という番組で、日本に住む外国人の好きな日本食ランキング(50位)というのを見ました。

 普段当たり前に食べているものを、外国人がインタビューで「感動した!」といいながら絶賛しているのを見た時、日本人でよかったとあらためて幸せを感じました。(第1位は寿司でした)

 外国では豚の生姜焼きでジンジャーを焼いて食べたり、カニを生で食べたりすることはあまりないようで、「日本に来て初めて食べた。」と言っていました。また、イタリア人が、日本のパスタは種類が豊富で、とてもおいしいと言っていました。

 日本人は、外国から取り入れたものを日本風に加工して、独自性を出すことに関しては、もっとも才能がある民族だと思いました。

 昨今、「寿司」は世界的に大ヒットしています。言葉の壁さえ超えられれば、まだまだいろいろな食べ物を世界に発信できそうです。

 せっかく外国人に認められた日本料理のランキングなので、一覧表にまとめて、自宅に「メニュー」として置いておくことにしました。

 これで、出かける直前に妻から「今日は、何食べたい?」と聞かれ選択肢を思い出せず、「何でもいいよ。」と言う事はなくなるでしょう。

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2015年 1月 15日

◆12月号 『間接金融と直接金融』

                      【間接金融と直接金融】

 日本の中小企業は、ほとんどが資金調達を金融機関からしています。
 これは、不特定多数の企業や個人が金融機関に預金をし、そのお金を企業に貸付けるので間接金融といい、リスクは金融機関が負います。

 その点、大企業は株式や社債を発行して、不特定多数から直接資金を調達することができます。これを直接金融といい、リスクは不特定多数の企業や個人が負います。

 中小企業の場合、業績のよい企業が規模を拡大していく過程で金融期間から融資を受けて設備投資をしますが、予想より売上が伸びないケースもあります。そんな時、その中小企業は資金繰りが圧迫して、数年もの間、借入金を返済するだけに時間と労力を費やします。

 リーマンショック後の昨今では、案外そんな企業が多いと思います。
 そんな企業も、改善を繰り返し、業績がよくなってきています。そうなると、過去債務の負担が大きく、次の一手が打てません。

 金融機関も金利を上げるなどして、ある程度のリスクをとり、支払い期間を長期化してもらえるといいのですが、なかなか対応は難しいようです。

 最近では、医療機関など特定の業種についてだけ、返済期間の長期化をしてくれる金融機関も出てきています。私たちも情報収集に務めいろいろなご提案ができるようアンテナを張っていきたいと思います。

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2014年 12月 9日

◆11月号 『税制改正から感じること』

                        【税制改正から感じること】

 安倍政権は消費税の増税、相続税の増税により「入り」を増やすことに目標を置いています。たしかに高齢化社会で、今後も年金や医療費が国の収支を圧迫していきますので、税収を増やすことは絶対に必要です。

 ただし、単純に「入り」を増やすという政策には危険を感じます。
 なぜなら、中小企業の「どんぶり勘定経営」に似ているからです。

 とりあえず、売上を増やせば問題は解決するというような考えは、経営で言えば、収支バランスが悪いまま拡大するということです。このやり方は、解決策ではなく問題を大きくしながら先送りしているだけなのです。

 どんぶり勘定経営のパターンは、売上が上がらなければ次に経費を減らします。経費を減らすのは、経費の中で一番割合が高い人件費になりま。
 リストラをすれば、企業内の雰囲気は悪化し、さらに売上が落ちていくというような悪循環になっていきますので、これも問題の先送りなのです。

 結果的に「勘定合って銭足らず」のようなことが起こります。

 まずは、収支のバランスをみて、どこが根本的な問題なのかを見つけ、そこを中心に改善していくことがポイントなのです。ただしその時、経営者自身がそこにメスを入れる勇気がもてるかが試されるのです。

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2014年 11月 11日

◆10月号 『幸せの優先順位』

                          【幸せの優先順位】

 私たちは経営者と多くかかわる中で、その方が持つ優先順位に気を配って仕事をしています。なぜなら、優先順位は人それぞれ違うので尊重してアドバイスをしないと、偏った意見になるからです。

 経営者の持つ優先順位には、いろいろなものがあります。

 例えば、お金を稼いで、欲しいものを手に入れ、ぜいたくな暮らしがしたいという方もいます。とても人間的なモチベーションなので嫌いではありません。大きな利益を出すことで、企業は成長し、雇用を創出し多額の税金を納めることで社会に貢献していきます。

 自社の技術を極めることに優先順位が高い経営者もいます。最新鋭の設備投資を積極的にしていきますが、投資は多額の資金が必要になるので、客観的な収支バランスが必要になります。ご家族やまわりの社員は多額の投資に反対をするケースがあります。

 経営者の方自身も、そういう時こそ、優先順位を明確にしていないと決断がブレてしまい、後で後悔をすることになりかねません。

 リスクを背負っても自社の企業価値を高めることが優先なのか、家族や社員の安心を守ることが、企業価値を高めることよりも大切なのかを決めておくことが重要です。

優先順位を決めたらブレないことが、後悔せず幸せに生きるコツではないかと思います。

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2014年 10月 9日

◆9月号 『客単価の重要性』

                           【客単価の重要性】

 最近のニュースでマクドナルドの業績が低迷しているという記事を見ました。食肉問題による信頼の失墜が原因と言われていますが根本は、競争激化による値下げが原因です。

 一般的に、お客様の選択ポイントは、便利さ、価格、品質です。

 マクドナルドは「便利さ」と「価格」がお客様に選ばれるポイントですが、無理な値下げで収益を悪化させ、そのために品質を犠牲にしたことが、失敗の原因です。まさに経営の悪循環に陥っています。

 価格を下げることについて、経営の上で非常に安易に考えてしまうことがありますが、計算をすると、値下げをした後の利益は売上単価の値下げ率の数倍も悪化します。

 リピート率が高い商材であれば値下げをしても長期的には収益を確保することができますが、現代では、ほとんどの商品やサービスは変化を求められます。

 まずは値下げをしないで選んでもらえるよう、お客様に価値を伝える工夫をすることが、収益アップの最短コースなのです。

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2014年 9月 10日

◆8月号 『報告の価値』

                           【報告の価値】

 会計事務所の仕事はお客様から会計や税務の話し以外に法律問題や登記、労務、金融についてなど多岐にわたりご質問や相談を受ける事があります。

 そんな時、私たちは提携している弁護士、司法書士、社労士などの士業や各種金融機関の方々と連携してお客様からの依頼にあたります。

パートナーとして選ぶ専門家の基準はきちんと報告をしてくれる方になります。なぜなら、大切なお客様からの依頼がきちんと遂行されたかどうかは気になりますので、完了したら、その報告をしてくれないと不安だからです。

 会計事務所を不安にさせるような方では、依頼されたお客様も不安にさせていないかと心配にもなります。

 丁寧な方は、その都度で進捗の度に報告をしてくださいます。
 それだけでその方の誠実さや、仕事に対する真摯な態度を感じて一緒に仕事が出来て良かったと嬉しくなります。

 私たちも税理士業として、事前の説明や事後の報告を忘れないよう常に心がけないといけません。

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2014年 8月 18日

◆7月号 『共感力』

                           【共感力】

 多くの経営者はご自身の企業に夢を持っています。

 しかし、いつの間にか「こんな時代は、先のことはわからない。」と思考停止に陥ってしまい、夢のことなどすっかり忘れ、目先のことに悩んでいると、その感情は伝染し、周りに悪影響を与えます。

 そうは言っても経営者なので、悩みや弱みを見せずに頑張るほど、逆にストレスを与え、雰囲気をさらに悪くしてしまいます。

 そんな時は無理をせず、自分の悩みや弱点を周りに話し、トップといえども同じ人間で、いろいろ悩んでいる自分たちと同じだ、と共感をしてもらうことも、ひとつの解決策です。

 なぜなら共感されることで、はじめて仲間意識が生まれます。
 共感は、周りを巻き込む最初の一歩なのです。

 心をひとつにし、お互いの得意なところ、ワクワクすることをやり続ければ、相乗効果が生まれ、思った以上に結果が出るものです。

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2014年 7月 10日

◆6月号 『聞く力』

                         【聞く力】

 変化が激しいこの時代、経営の舵取りが難しい局面になっています。

 景気は上昇傾向にあるとはいえ、中小企業を取り巻く金融環境は、まだ厳しく、判断を間違えると、その船は転覆しかねません。

 時代の流れの少し先を読み、先手を打って穏やかな波の方へ方向を転換させようと焦りながらも、多くの経営者たちは最初の一歩が踏み出せず現状維持になっているように感じます。

 社員さん達も巻き込んで、改革をしていかないといといけませんが、経営者の見ている場所と社員さん達の見ている場所が違うので、船の舵取りが大変です。

 経営者と同じ方向を見てもらうには、社員さん達の心にイメージをさせないといけません。

 今までのトップダウン経営では、社員さん達の心の中に経営者と同じイメージさせることはできません。

 まずは経営者自身の聞く力を高め、社員さん達の心の目を開かせることから始めなければ、いつまでも荒波の中を進むことになります。

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2014年 6月 4日


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