笑顔を創り出すコミュニケーションへの挑戦 お金に悩まされずワクワク本業に専念できる環境創りをバックアップ

ニュースレター

◆11月号 『採用の現状』

                          【採用の現状】

  
 最近は募集をしてもなかなか人が来ない」という声を聴くことが増えています。日本全体で人手不足になっています。有効求人倍率は1.37となりバブル景気のころの最高値に近づいています。

 これから退職する世代が増えていくので、今後はますます求人が難しくなっていくことが想定されます。逆算をして計画的に採用をしていかないと、いざという時に業績が伸ばせないという悪循環になりかねません。

 人の価値観の変化も検討が必要です。賃金や福利厚生などの待遇だけで人を繋ぎとめることができない時代になりつつあります。

 働き方を改革して、「この会社働きたい」と思われるような企業づくりに取り組むタイミングではないかと思います。

①旧来のピラミッド型の経営スタイルではなく、時代の変化に対応できるようフラットなチーム組織にする。
②顧客第一ではなく、従業員やその家族を一番にすることで顧客を大切にしてもらう、というような優先順位の変化に対応する。
③役職や給与ではなく、成功体験やミッションなどを重視する。
④社員の個性を抑制するのではなく、多様性を認め合う風土にする。
④共感できるビジョンを共有し、ワクワク感で目標を目指す。

 税理士試験の受験者数もここ5年で25%以上減少しています。
 決して他人事ではありません。ここ数年は採用計画をたてて、前向きに採用に取り組んでいこうと思います。

PDFはこちら

2016年 11月 11日

◆10月号 『キャッシュ・アウトの分析』

                      【キャッシュ・アウトの分析】
  

 売上を上げることで目先の問題がすべて解決できる様な感覚になるになることがあると思います。売上アップのためネット広告やコンサルタントに時間とお金を費やしてもなかなか改善されない、というケースは案外少なくはありません。
 そんな時は、売上だけではなく、キャッシュ・アウト(出費)の内容も見直すと効果的だったりします。

 見直しをすると大抵は目につく人件費を減らしてしまい、さらなる売上低下の悪循環に陥るケースもあり注意が必要です。

 そうならない様、まずは人件費以外の大きな出費を見直す事もおこなってみてください。

     ・家賃や設備費などの大きな固定費を見直せないか
     ・借入金の返済について期間や金利を見直せないか
          
 税金も大きな支出ですが、過度な税金対策は、結果として利益を減少させることになります。そうなると金融機関からの信用を得られず借入金交渉もうまくいきませんのでバランスが大切です。

 キャッシュアウト(出費)の内容を見直しながら売上をアップすれば、長期的に安定的な経営をすることが可能になります。

PDFはこちら

2016年 10月 12日

◆9月号 『あたりまえ化する職場』

                         【あたりまえ化する職場】
  
 「人が思うように育たない」と相談を受けることが増えています。

 よくお聴きすると、社員が指示待ちで、何とか自主的に行動するようになってほしい、ということなのですが、社員からすれば、言われたことをきっちりこなしているのに、なぜ褒められたり感謝されたりしないのだろう、と感じることが多いようなのです。
 このように経営者と社員の間では、大きなギャップが存在しています。

 最近では、通常業務は、マニュアル化や分業化といったとりくみにより、標準化されています。標準化されると、日常業務は「あたりまえ化」していき、そこに、創意工夫やより発展させようという意欲は、失われがちになります。マニュアルに沿っていかにミスしないようにするかが一番の関心事になってしまうのです。

 こうした環境にあって、社員のモチベーションを維持しつつ、発展的な仕事をしてもらうためには、どうしたらいいのでしょうか。
 厳しく指導することも必要ですが、私は、まずは社員が前向きに安心して働ける環境が大切ではないかと思います。

 ・相手に興味を持って、こちらから話しかける。
 ・できなかったことを責めることより、まずはできたことを褒める。
  (それがマニュアルどおり当然のことであっても)

 こうしたコミュニケーションを心がけるだけでも、社員にとっては励みになり、また褒めてもらうために自主的な行動につながっていくような循環が生まれるように思います。

PDFはこちら

2016年 9月 12日

◆8月号 『偉業達成』

           
                             【偉業達成】

 イチロー選手が大リーグ通算3000 本安打を達成しました。
 大記録を達成したあとも、感情を出さず淡々としているイチロー選手でしたが、今回はベンチに戻ったあと涙を流していました。

 インタビューで「達成した瞬間にチームメイトたちが喜んでくれて、ファンの人たちが喜んでくれた。僕にとって3000 という数字よりも、僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んでくれることが、今の僕にとって何より大事なこと事だということを再認識した瞬間でした。」とコメントされていました。

 自分に厳しく規律を課して、日々努力を怠らないイチロー選手はいつも孤独感の中にいるように感じていたと思います。
 球場にいたチームメイトやファンの人たちが一緒に喜んでくれたことで、感謝の気持ちが溢れて涙になったようです。

 ほとんどの経営者も孤独感の中で仕事をしています。
 社員の生活を預かっているプレッシャー中で、結果を出し続けなければいけませんので、焦って突っ走ってしまうこともあります。
 一度立ち止まって周りを見ることで、自分を支えてくれる仲間や家族に気づくと思います。
 それが、イチロー選手のように新たなモチベーションを生み出す原動力になるということを感じました。

PDFはこちら

2016年 8月 10日

◆7月号 『夢を与える仕事』

                        【夢を与える仕事】

 先日、知り合いからの紹介でエステティックサロンをはじめようとしている女性が開業相談にみえました。

 サロンでお勤めされていただけあって、いつもお洒落で素敵な方です。何度かお会いしたときに「お洒落ですね。」と言ったところ「こんなのは、〇ニクロですよ~。」とおっしゃいました。
 打ち合わせのなかでも、「サロンの備品もある程度は百円ショップで揃えます。」とおっしゃっていました。

 サロンに限ったことではないのですが、世の中には「夢を与える仕事」があります。人は、そこに行くのに、メインの商品だけを求めていくわけではなくて、一時だけでも夢を見ることのできる「場」を体験しに行くのだと思います。
 
 非日常感を感じるために来店されるお客様に対して、目に触れる物は必ずしも高価なものではなくてもよいので、普段いつも目にするような物は避けた方がいいですし、安価なものであっても、あえて言わない方がいいこともありますよ。」とアドバイスをしました。

 節約志向であったり、初期投資を抑えたりすることはとても大事なことです。ただ、すべての基準がそれのみになってしまうと、お客様から見て魅力に乏しいものになってしまったりします。

 すべての仕事がお客様に夢を与えることと、とらえるなら、お客様の期待に見合ったセルフイメージは、大事にしていきたいものだと思いました。

 PDFはこちら

2016年 7月 12日

◆6月号 『人口知能(AI)』

                       【人工知能(AI)】

 5月にNHKで人工知能について取り上げた番組を見ました。
 AIが囲碁の世界チャンピオンに圧勝した映像がありました。
 囲碁はチェスや将棋よりも複雑なため、これまでの処理スピードという概念では勝てなかったのですが、発想を変え、勝ちパターンの棋譜を大量にインプットしてAIに自己対局をさせたことで驚異的な強さを手に入れたようです。

 将棋界の頭脳である羽生善治さんがリポートをされていました。
 日本のソフトバンクのペッパーくんが、かなり進化している様子もリポートされていました。
    
 囲碁に勝った人工知能はグーグル社のものなのですが、その進化の速度には目を見張るものがあります。最近では自動車業界もAIを使った自動運転を開発するために大きな投資をしています。
 近い将来には人間が運転しなくなる時代を予感させます。
 タクシーやトラックの運転手の仕事がなくなるかもしれません。
 事務所の会議でも、「ペッパーくんに会計の仕事を奪われる時代が来る」という話をしました(笑)
 人間の感情でさえも、AIを駆使すれば、相手が最も欲しい言葉を与えることができるので、人間がAIから離れられなくなります。

 人間がAIを支配するのか、SF映画の様にAIに人間が支配されるのか、それとも共存(?)するのか。その判断が問われます。
 ホーキンス博士も「完全な人工知能を開発出来たら、それは人類の終焉を意味するかもしれない。」と言っています。
 人間だけができることを問われる時代が近づいてきていますね。

PDFはこちら

2016年 6月 10日

◆5月号 『お金を貯める意味』

                        【お金を貯める意味】

 多くの人は将来のお金に対し漠然とした不安を持っています。
 企業でも、家庭でも(お金を貯めなくては)と思いながらも各種の支払い、借入金の返済など、どうしても優先順位が高いものにお金が流れていってしまいます。

 企業の場合(家庭もそうかもしれませんが)収入が増えれば楽になると思い、収入を増やすことを考えますが、規模の拡大に応じてたいてい支出も増えていきますので、なかなか貯蓄にお金がまわらないようです。

 そんな状況で、お金を貯めることのよくある意味づけの一つとして「いざという時のため」でお金を貯められる方は、質素倹約をしているのですが、それができないのが人間です(笑)

 そういう場合は、お金を貯める意味づけを変える方法がいいかもしれません。将来、何をしたいのかを明確にして、必要なお金を逆算し計画をたてるのです。お金の使い道を決めてからお金を貯めればモチベーションも保てると思います。

 お金は貯めることを目的とするのではなく、何に使うのかを明確にすることで人生にとって大切なことが明確になり、より豊かな人生を送ることができるのです。

PDFはこちら

2016年 5月 13日

◆4月号 『価格と価値の関係』

                       【価格と価値の関係】

 モノやサービスを販売する場合、「価格」が売れるかどうかの決定要因のひとつであることは言うまでもありませんが、お客様がその価格で納得するかどうかは、二つの要素で判断をしている場合が多いと思います。

 ひとつ目は、お客様のモノサシで、高い、安い、を決定します。
 過去の経験やネット等の情報を検討するなどして、できるだけ損をしないように決めたいと思っているのではないでしょうか。

 ふたつ目は、販売する相手を信頼できるかどうか(その相手から購入したいと思うかどうか)で判断しています。
 ユーザーの利益を優先しているのか、自分たちの利益を優先しているのかは、説明を聞けば大体感じてくるものです。

その商品等に絶対の自信をもって、相手のためを思い、プロとして、必要十分な説明をしてくれる相手から購入したいものです。
 
 経営者としては、いいものを販売しているとわかっていても、現場の社員さんは、自分のモノサシで「高い」と価格を判断してせっかくの販売チャンスを逃しているケースをよく見ます。

 まずは、価格と価値をお客様に伝える前に、企業内全体にその商品等をなぜこの価格で販売するのかを浸透させることが、売上アップの近道ではないかと思います。

PDFはこちら

2016年 4月 7日

◆3月号 『ミニマリスト』

                                                          
                           【ミニマリスト】

 以前、「断捨離」がブームになりました。物への執着を捨てて身の周りをキレイにして心をスッキリとしようというものです。
 それに似ていますが、最近では「ミニマリスト」がブームになっているようです。極限までモノを持たない生活をする人です。

 NHKのBSプレミアムで、ミニマリストのドラマが2月から放映されています。「わたしのウチには、なんにもない。」という女優の夏帆さんが主演のドラマです。なんでも捨てようとする娘と、「もったいない」と捨てたがらない家族とのコメディーです。
がらんと広いなにもない部屋を見た友人達から「捨て変態」と呼ばれます(笑)

 うちの家族もそれに影響を受け、この2月は妻と中学生の娘が、家の中の物を捨てはじめました。おかげで家の中がスッキリです。
 
 ちょうど月末に帰省した大学生の長男に、娘は家に着いてすぐそのドラマを見せていました。狙いは、家のスペースを陣取っている漫画本の処分です。特に「ワンピース」がスペースを取っています。早速、兄に漫画本の処分の説得に入っていました・・・。

 大きな物の処分にはお金がかかったり、手間もかかったりしますが、災害などには安心な家になるようで、これからもどんな家に変化するか楽しみです!

PDFはこちら

2016年 3月 10日

◆2月号 『多様性』

 
                            【多様性】

 先日、京都の宇治市で、NPO法人こころのはな が主催する「不登校、引きこもり支援フォーラム」に参加してきました。

  そのNPO法人は、毎月、一宮の「にんげん学」講座で教えをいただいている心華寺の斯波最誠住職が、行政や地域がバラバラに支援していては進まないため、橋渡し役として地域の宇治市で活動をされています。当日は宇治市長や大学教授、引きこもりの体験者の方々の貴重なお話を聞くことができました。

 不登校や引きこもりは毎年増加の一途をたどっています。
 画一的な価値観(偏差値教育や能力主義など)を持った、家庭や職場において、その価値観になじめなかったのです。

 「当時は親が信じられなかった。」と体験者の方が話しをされていました。良かれと思い、親の持つ価値観を押し付けてしまう事で心のギャップが生じたようです。

 肯定的な言葉、感謝の言葉などを投げかけることがポイントのようです。これはまさに職場でも当てはまります。

 引きこもりという「レッテル」を貼って、それがすべての人格としてしまいがちですが、そういう方たちは、人の痛みに共感が
できる心の優しい人たちばかりだそうです。

 画一的な価値観だけで人を判断せず、その人の持つ多様性に目を向けることで、よりよい社会ができると感じました。

PDFはこちら

2016年 3月 10日


ページトップへ戻る

〒491-0053 愛知県一宮市今伊勢町本神戸無量寺東15‐1
TEL:0586‐26‐5566 FAX:0586‐26‐5567