笑顔を創り出すコミュニケーションへの挑戦 お金に悩まされずワクワク本業に専念できる環境創りをバックアップ

ニュースレター

◆7月号 『仕事のときこそ言葉をより明確にする』

                 【仕事のときこそ言葉をより明確にする】

 仕事の依頼や指示をして、仕事の出来上がりが悪いとき、その依頼者は往々にして相手の能力不足と判断しているのではないでしょうか。しかし、依頼したときに言葉を明確にしなかったために自分の意思が伝わらずに仕事に支障をきたしていることもあると思います。

 具体的には、相手が忙しそうにしていたので無意識に指示をあいまいな言葉でしてしまった、ということが原因ではないでしょうか。

 名古屋で起こった大惨事、大韓航空機墜落事故も、言葉をあいまいにしてしまったが故に起こった事故だと言われています。韓国人の目上の人を敬うという国民性から機長に対し緊急時でも厳しい口調で進言できなかったことが墜落の原因だと言われています。大韓航空もその事故の後、韓国語を禁止して英語だけで言葉のやり取りをすることで、言葉が明確になり、安全な航空会社に変革をしました。

 日本の企業内でも目上の人に対し進言をすることははばかられる、ということはよくあることではないでしょうか。

 上司と部下がいい仕事をしていくためには、経営の目的を明確にしてお互いに言葉の重要性を認識することが大切だと思います。

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2013年 7月 4日

◆6月号 『自分スタイルの確立』

                        【自分スタイルの確立】

 会計事務所の仕事の一つに、経営者と一緒に経営計画を作成する事があります。「新年度は新しい売上を見込んで前年比で10%UPを目指していこう。」など、数値計画を中心としたお手伝いをしています。

 そんな時によく話題に出るのは、業界内でのトレンド商品があればそれを販売する、同業他社でうまくいっている企業があればそのやり方をマネする、という方法があります。その方法は、もちろん売上UPにとっても悪くないやり方で現実に成果を上げていかれる経営者も少なくありません。

 しかし何年か経過してくると、そのマーケティングをやめてしまう方がいることに気づきます。もう一歩、商品やサービスをプラスして差別化を図ればまだまだいけるのではないか、と思うのですがいつの間にか今までのやり方に戻ってしまうのです。

 理由は明確にはなりませんでしたが、最近はその経営者の一番いいと思う(セルフイメージ通りの)マーケティングスタイルに戻るのではないかと感じています。目先の情報に惑わされずご自分の経営目的に合っているスタイルを早く確立することが重要なのです。

 それを確立することができれば、飽きることなく情熱をもってその商品やサービスと向き合う事が出来ます。もちろん改善の苦労も惜しまないので、長期的によい結果ついてくるのではないでしょうか。

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2013年 6月 12日

◆5月号 『経営者にとって大事な仕事』

                     【経営者にとって大事な仕事】

職業柄、経営者の悩みをお聞きし、一緒に解決策や方向性を考える機会が多くあります。ほとんどのご相談はお金や税金に関することや従業員さんに関することですが、最近はご紹介などで事業承継に関する悩みをお聞きする機会が増えています。

 事業承継をする場合、誰に承継させるのか、いつがそのタイミングなのかなど、正解は見つけられない問題があります。また、業績のよい経営を続けてきた企業経営者の方々は後継者に対する要望が厳しいことが多く、子供に承継するケースでは親子関係を悪化させてしまっていることもあります。さらに業績がいいことにより企業の株価が高額になっていると、後継者の資金負担も大きく、ご家族については相続税の心配も出てきます。

 ご自身が優秀な経営者の方ほど第一線から退くことに不安になってしまいますが、計画を遅らせるほどいいことはありません。経営計画とは別に事業承継の計画をたてることは経営者にとって大事な仕事ではないかと思います。企業を成長させ従業員さん達にとってもやりがいのある職場をつくりあげても、それを引き継いでくれる後継者を計画的に育成していかないと意味がないのではないでしょうか。

 二代目や三代目の経営者はご自身も経験していますが、創業経営者の方はなかなかイメージができないことが多いようです。早めに着手することをお勧めいたします。

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2013年 5月 13日

◆ 4月号 『教育のポイント』

                        【教育のポイント】

 4月は出会いと別れのシーズンですが、企業では新入社員の入社があり仕事を教えるトレーニングが開始される時期でもあります。
 多くの中小企業の場合、人員に余裕がないため仕事をかかえながら新人さんを指導していくので、大変なことが多いと思います。

 教育にはいくつかポイントがありますが、最初に仕事の意味づけをすることが重要ではないでしょうか。

 なぜ、この業務をするのかという意味を理解させておかないと、「私はこんな仕事をするためにこの企業に入ったのではない。」ということにもなりかねません。「先輩はだれでもやってきたので、やるのが当たり前。」というようなことではなく「今は大変な業務かも知れないが、自分もそれを経験したことで、今の業務に余裕をもって取り組めるようになった。」というような、将来に対する意味づけが必要だと思います。

また、時間に余裕がないので説明が言葉足らずになりがちです。

「わからないことは何でも聞いてほしい。」といっても「忙しそうなので聞きにくい。」というのが新人さんの気持ちです。また、メモをとるとか報告をするという仕事の基本も、きちんと教えてあげないとミスのもとになってしまいます。何度もミスを指摘されると新人さんは怒られていると思い、委縮して言い訳をしてしまうなど悪循環になってしまいます。
 途中経過で質問を受ける時間をつくることがポイントだと思います。
 
人の成長をサポートすることで自分も学ぶことが多いと思っています。

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2013年 4月 12日

◆ 3月号 『仕事の姿勢』

                       【仕事の姿勢】

 名古屋駅を起点に名古屋市内に移動する機会が多い私は、目的地が最寄の駅から遠い場合は名古屋駅からタクシーで移動することがあります。
目的地まで急いでいるわけではありませんので、道順などはタクシーの運転手さんにお任せしています。

 タクシー乗り場では運転手さんが順番を並んでお客さんを乗せますので目的地が近距離だと対応がそっけなくなる場合があります。
 それはよくある事なので特に気にはしていませんが、そんな時であってもきっちりとプロに徹した対応をされる運転手さんもいます。

 「お急ぎではないですか。」「こちらの道の方が目的地まで早く行くことができますので、そちらから行ってもよろしいでしょうか。」というような丁寧な声掛けをしてくれるのです。さらに目的地の直前の右折車線で停止した時点でわざわざメーターを止めるのです。

 そういった運転手さんには感謝の言葉を伝え、プロとしての仕事の姿勢についてお聞きします。すると、ほとんどの方は一生懸命やるかやらないかは自分自身の問題というような回答をされます。ひどいお客様はいないですか、という質問にも、それでもその姿勢は崩さないと答えられます。

 まさにプロとして一期一会を大切にするその仕事の姿勢に、たくさんのことを学ばせていただきました。

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2013年 3月 15日

◆ 2月号 『”だろう”の排除』

                        【“だろう”の排除】

 企業にとってコミュニケーションのスレ違いから発生するストレスは生産性を低下させる大きな要因のひとつではないかと思います。

 お客様との面談で「スタッフたちが言ったことしかやらない・・・。」というお話を聞くことがあります。経営者の立場からすれば、自分だったらこうするのになぜやろうとしないのだろうという期待と現状のギャップを感じての言葉ではないかと思います。最後は「自分がもう一人ほしい。」と言いながら、一人で突っ走ってしまうようです。

 仕事は依頼する側と依頼される側の共同作業なのですが、相手に依存してしまうことが多く、特に仕事が忙しい状況ではなおさらではないかと思います。そういった依存関係のなかでは、指示をすることが必要最低限になってしまいがちです。

 業務依頼をする場合は、相手が「だろう」という不確かな状況にならないように説明に力を入れる必要があります。具体的な業務の内容のほかに自分が期待する納期や成果を明確に伝えなければその期待を理解できないのです。さらに万が一、業務が不完全であった場合の代替策も用意しておかないと、つい部下を責めてしまいますので注意が必要です。

 そんな面倒見のいいことはやっていられない、という声も聞こえてくるかもしれませんが仕事は命令ではなくお互いの共同作業であることを認識し、コミュニケーションの入り口である「だろう」の排除に少しだけ力を入れていただければ変化があるのではないかと思います。

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2013年 2月 15日

◆ 1月号 『本質に迫る』

                      【本質に迫る】

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 皆さんは今年の目標は決められましたでしょうか。
 自分自身としては「本質に迫る」ことを今年の目標としました。

 弊所内の話になりますが、人間関係は特に悪いわけではないのですが、本質に迫っていくと、先輩社員が日々の業務に追われ忙しそうにしているため、聞きづらい雰囲気が蔓延しているという問題点が出てきます。

 具体的に言うと、先輩社員が新人に仕事を依頼し、その仕事が不正確であった場合、その先輩社員は「わからない事は早めに聞いてくれ」その新人社員は「間違える前にひとこと説明が欲しかった」という様なコミュニケーションのすれ違いになっているのです。しかし、こういうことが頻繁にあると、効率の悪化と人間関係の悪化をまねき、結果的に業務に大きな
支障をきたします。

 これについて会議で話し合ったところ、先輩社員からは、どんなに忙しくても後輩社員からの質問は丁寧に答える事を約束し、後輩社員は、わからなかったことや出来なかったことを正直に会議で発表し、それに対する改善策を全員で話し合うことになりました。

 事を荒立てない気を遣う人間関係もコミュニケーションとして大切だと思いますが、もう一歩本質に迫ることで、本物の関係を構築していければと思っています。

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2013年 1月 11日

◆ 12月号 『発想の転換』

                      【発想の転換】

どんな業界においても経済規模の縮小により今までの経営スタイルのままでは厳しい状況になってきています。
 経費の削減も出来る事に限界がありますので、こんな時代でも利益を確保できる新たな商品やサービスの提供が不可欠になってきました。
 

 値引き競争だけでは最終的に利益はなくなってしまうということで最近は新たな商品やサービスを生み出しているというお話を耳にすることが増えてきました。しかし、その新商品などを、どんなお客様に提供するのかをお聞きすると、ほとんどが今までお付き合いをしていただいているお客様から販売を開始しているようです。

 もちろん長いお付き合いでお世話になっているお客様からは販売を開始することは大切ですが、革新的な新商品などは付加価値が大きいことで、今までのお客様にはミスマッチになってしまって販売に至らないように感じます。

 そんな時は今までの考えを白紙にして発想の転換を図ってはいかがでしょうか。近くの取引先ではなく、今までは考えもしなかった業界の大手企業から販売していくこともありではないでしょうか。

 うちなんか相手にしてもらえないというのはこちら側の思い込みという場合もあります。大手企業ほど実は付加価値の高い新商品などを求めているのではないでしょうか。ぜひお試しください。

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2012年 12月 20日

◆ 11月号 『苦手をプラスに変える』

カウンセリング業をしているお客様が、人の相談に乗る職業の方におすすめとfacebookで東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を、推していましたので、先月読みました。

 とても心温まる内容でした。東野圭吾さんの著書は読みやすく、次にドラマや映画にするための配役すらイメージさせるストーリー展開で、さすが人気作家はやることに無駄がない、と思っていました。
 しかし、その「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が先日、中央公論文芸賞を受賞した時のコメントが朝日新聞に載っていて、そこには意外なことに東野圭吾さんは、子供の頃本が苦手だったと告白した、という記事がありました。作品を書くときに心がけているのは「あの頃の自分が、途中で投げ出さないで読み終えるように心がけている」とも。

 その記事を見て、ドラマや映画にするためのわかりやすさ、という品のない発想をしていた自分が恥ずかしくなりました。

 東野圭吾さんは本が苦手だった自分というマイナスを大きなプラスに変えています。自分自身が一番厳しい読者になっているのです。

 多くの経営者は、自分が得意なものを職業にしていますので、なかなかこういった発想はできないような気がします。かくいう私も専門家として、わかりにくい言葉ばかり使っていないかと反省をしました。
 
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2012年 11月 14日

◆ 10月号 『伸びている企業のポイント』 

                  『伸びている企業のポイント』

 経済が混迷している昨今でも業績が伸びている企業があります。

 伸びている企業の多くは、強みのある商品やサービスが強い営業力マーケティング力によって販売されているように見えがちです。
 
 しかし、伸びている企業の多くは画期的な商品があるわけではなくて、お客様にとっての独自性が明確になっているので伸びている、と いう場合が多くあります。
 
 独自性と言うとそれこそ画期的なものととらえがちですが、実は他の企業よりも少しだけお客様にとって良いことが独自性なのです。

 商品なら儲かる商品だけを扱うのではなく、お客様にとって必要であれば赤字になる商品も用意してあげるということなどがあります。
 赤字の商品はどこも扱わないのでお客様は当然困ります。そういう事情を理解していただけるお客様とってだけは独自性なのです。
(例えですので赤字商品まで販売して下さいという事ではありません)

 価格競争に流されそうだ、また、新しい商品やサービスを販売した方がいいのではと迷っているのであれば商品やサービス、その提供の仕方など、失敗を恐れず見直してみることをおすすめします。

 改善事項がわからないのであれば、率直にお客様に聞いてみることもよいのではないでしょうか。

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2012年 10月 19日


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